基本情報技術者、応用情報技術者、Java、IT活用

現役システムエンジニアによる基本情報処理者や応用情報処理技術者の資格への用語説明、Java、様々なITのお勉強をしたい方へ

Raid構成について

ハードディスクの構成にRaidというものがあります。

基本情報技術者試験応用情報技術者試験では、

Raid0、Raid1、Raid5

を覚えておけば大丈夫です。

では違いを説明します。

 

 

 

Raid0 ストライピング

Raid0はストライピングといいます。

500GBのハードディスクが3つささっているサーバーがあったとします。

ハードディスク3つをつなげて1500GBの1つのハードディスクとします。

全てDドライブに割り当てた場合、

Dドライブの容量が最大1500GBを使えます。これがRaid0です。

Raid0は冗長構成が組めないため、ハードディスクが1つ壊れた場合は残りの2台も使えなくなります。

 

 

Raid1 ミラーリング

Raid1はミラーリングといいます。ハードディスクの台数は偶数です。

500GBのハードディスクが2つささっているサーバーがあったとします。

250GBずつを自分のハードディスクの内容、相手のハードディスクの内容を保持し、

実際に使えるのは合計500GBになります。

つまりささっているハードディスクの全容量の合計の半分になります。

片方のハードディスクが壊れてももう片方のハードディスクがデータを持っているため、データが無くなりません。

 

500GBのハードディスク4つでRaid1を組んだ場合、使える容量は1000GBになります。

 

 

Raid5 

Raid0とRaid1のいいところをとったイメージです。

ハードディスクをつなげた上で冗長構成になります。

500GBのハードディスク4台でRaid5を組んだ場合、

それぞれのハードディスクの1/4が回復用データになります。

容量は合計で1台分が減り、3/4が使えますので1500GBになります。

これも冗長構成になりますので、1台ハードディスクが壊れても大丈夫です。

 

3台の場合は1/3が回復用、2/3が使用できます。

 

ハードディスクの数をn台とすると1/nが回復用に使われて、

実際に使えるのは n-1/n だと覚えておけば大丈夫です。

 

 

ホットスペア

予備のハードディスクになります。Raid0やRaid5を組んでおり、ハードディスク1台が壊れた場合にホットスペアと交換すると、再度Raid0を組み直す事ができるものです。

 

Raidについて少しでも参考になれば嬉しいです。

 

 

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