応用情報技術者試験 合格しました!+時間配分、問題の選び方+合格のコツ
こんにちは!えるです。
令和5年4月の応用情報技術者試験を受けたところ、無事合格しました。
午前はひたすら過去問をやり、間違えたところ、わからない単語をExcelなどの表形式でまとめていくのが良いです。例えばプログラムの性質について、再入可能、再利用可能、再帰可能、再配置可能などの似た用語とその意味を並べて記載していきます。
また、応用技術者過去問道場というサイトで無料で午前の過去問ができますので電車の中で気軽に1、2問ずつ解けます。
だいたい6〜8割以上は過去問から出るのでしっかりと覚えれば合格点を超えます。
次は午後です。
午後で受けた科目と自己採点です。
1.セキュリティ 16点
5.ネットワーク 14~16点
6.データベース 18~20点
7.組み込みシステム 8~10点
8.情報システム開発 12~14点
で、結果は70点でした。
受験番号の書き忘れが無いかと心配だったのですが、問題ありませんでした。後で心配しないよう、受験番号と選択項目の〇の付け忘れが無いかを2,3分くらいかけてしっかりと確認した方が良いと思います。
まさかの教室に時計が無くて体内時計に頼る事になったので、腕時計も持参しましょう。監視員の人は腕時計をつけてましたが、残り40分?くらいの時に今の時間を聞いても教えてくれませんでした。
開始後30分経過時に退室可能の旨と、終了10分前に退室不可の旨を言うのでそれを聞いてくれとの事でした。
急に10分前を伝えられたとしても問題文長いし絶対終わらんやんけと思いました。焦ると何も思い浮かばなくなるので注意です。なのでペースを上げました。
1つの選択項目に配点20点で5つ合計100点、
合格が60点なので1つの選択項目につき、12点が必要です。
選択項目についてですが、2時間半で5問なので、1つ30分以内のペースで解く必要があります。なので、1つの問題に45分~50分かかかってしまった場合は他の問題を15分で終わらすなど、調整が必要だと思います。
その場合は45分~50分かかった問題は16~20点を取るのが理想、15分で解いた問題は妥協して最低8点だけ取るなどで帳尻を合わす必要があります。
全体の時間が無くなるので1つの問題に1時間はかけない方が良いと思います。
最悪文章問題を完全に捨てても選択問題と文字の記入問題だけちゃんと取れれば14点くらいとれると思います。
セキュリティはまあまあでした。サイバーキルチェーンの問題が出てきました。選択問題も解け、文章問題も過去問と類似。ウィルスに侵されたPCや外部媒体はネットワークと切り離す。これは高頻度で出題されます。
プログラミングは他全て解ける問題が無いときだけ選択しようと思っていましたが、軽く問題を読んで見るからに難しかったんでスルーしました。プログラミングを選択した人の感想を見ても、時間がかかるという意見が多く、1か所がわからないと先もわからない事が多い、少しの勘違いで全てが狂うので、よっぽどプログラミングに自信が無い限りは選ばない方がよいと思います。
経営戦略も学んだ事があったので、解ける選択項目が無いときだけ選択しようと思っていましたので、一旦飛ばしました。選択式問題の解答群を見て知らない単語があったら無理に挑戦しないのが良いと思います。経営戦略は文章問題が3つくらい出てきますので、まずは選択問題で知っている単語ばかりで確実に点を取れると思ったら選ぶのがいいと思います。あと経営戦略は、SWOT分析、プロダクトポートフォリオ、バリューチェーン、ファイブフォース分析、競争地位戦略、3C分析の辺りから使いまわしで出題されるのですが、得意な分野を決めておいて、これが出たらやろう!と決めておくといいと思います。
ネットワークはDNSの問題でしたが問題文に答えが記載されている事が多かったので知識よりもネットワークの流れや運用の経験を求められている感じでした。文章問題は閃かなかったですが、後から考えれば焦らなければ解けば稼げる感じでした。
データベースはSQLがわかれば比較的簡単だったと思います。いつもの→を書く問題、これは主キーがあるテーブル→外部キーのあるテーブル を意識したら解けますね。
次にSQLの記載ですが、最後に簡単にコツを紹介します。
組み込みシステムは結構難しかったです。問題文から文字を書き写す簡単なところだけ書いて着実に8点ほど稼ぎました。稼げるところで稼いで苦手な分野で0点をとらない。なんとか問題文からヒントを探して最低8点以上を目指す。 が大事ですね。という事で計算問題や考えても時間ばかりかかり答えがでなそうな文章問題はスルーしました。
最後のシステム開発はバージョン管理ツールの問題、GITやSVNを使っていればなんとなく頭に入りますので、問題文もかなり頭に入り、プログラミングと同じ配点とは思えないくらい解けました。
あとIPAって、レグレッションテスト好きですよね。リリース済みのプログラムを追加修正したらレグレッションテスト。これも過去問で多用されてました。
ここから簡単にデータベースの解き方に入ります。
ソフトウェア開発技術者を取得した時は、地獄の午後Ⅱもあったので、それに比べれば午後だけの応用情報技術者試験は優しいですね。その時もデータベースで戦いました。あの頃は午後Ⅱでプログラミングが出題される事があり、それも地獄でしたね。
こちらが今回の応用情報技術者試験の午後のデータベース問題、SQL問題ページです。長い問題文は軽く読んで問題文へ進んでも解けるくらいでした。
eは条件が入りますが、 前後を見て期間を指定するのだろうとわかります。その後にANDの後に項目名だけでしたので BETWEENしか入らないですね。
fも条件が入ります。わざわざ役職テーブルを結合している事、問題文から職務区分を一般職で絞ると判断し、職務区分の指定を入れました。B.職務区分='02' と、テーブル名の 修飾子は絶対につけておく、問題文でわざわざ'02'と書かれていた事から、文字の比較はシングルクォートで囲むは意識しておいた方が良いです。
g はSELECTに集計関数 SUMがあるのでGROUP BY です。SELECTにある集計関数以外の列名を入れるだけでOKです。
h はINSERT INTOの後なので表名です。問題文から表名を探すだけ。
i はINSERTするカラム名が対象従業員数なのがヒントで、これでレコード数が取りたいのだと思いました。 countを使いました。
c はテーブルを結合しているのでUNIONかと思いましたが、ONがついているのでINNER JOINかLEFT OUTER JOINかRIGHT OUTER JOINと判断、両方のテーブルには必ずレコードが存在すると思い、INNER JOINとしました。
d もONがついているのでINNER JOINかLEFT OUTER JOINかRIGHT OUTER JOINですが、COALESCEで結合先の表がNULLになる事がある事がわかります。
INNER JOINは両方のテーブルのONに指定したカラムの値が一致するものだけ結合するので、NULLになる事はなく、結合先だけNULLになるパターンでLEFT OUTER JOINと判断しました。
省略してLEFT JOIN と書いてしまいましたが、IPAの試験はLEFT OUTER JOIN と書く事が多く、どこで減点されるかわからないので、これも過去の慣習に習って書いた方が良いと思います。
このようにデータベース問題は自信をもって回答しやすいかと思いますので、SQLと使い方さえ覚えればチャンス問題だと思います。
皆さんもぜひトライしてみてください!